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新しいレンズ [レンズ]

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前回の更新からだいぶ時間を空けてしまいました。

先週、新しい望遠レンズが手元に届きました。
結局、選んだのはシグマAPO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM(以下、DGOS)。
値段がやや高く躊躇していましたが、結局これに決めました。
昨日会社の仲間と鎌倉にアジサイを撮影しに行き、撮影のほとんどをこのDGOSで行いました。

先代の50-500mm F4-6.3 EX DG(以下、EXDG)から使ってきた身としては、結局この利便性から離れられませんでした。
購入直前にリコール騒ぎも起きたので不安でしたが、手元に届いた品のシリアルは該当品ではなく、今のところAF動作に支障はありません。
EXDGはEXグレードでしたがDGOSはそのグレードからは外されてしまいました。
これは別にDGOSの性能が劣るということではなく、ある時期からEXグレードの定義が変更され、ズームであればF値固定でなければならなくなったためとのこと。
でも、シグマの説明には(以前一度はあったけど)特にそんなこと書いていないので、告知不足だと思うんですけど。
おかげでイメージを落としているレンズは結構あるんではないか?と他人事ながら心配なことも。

EXDGからDGOSへの変更に伴ってαマウントにはHSMも搭載され、静粛なAFとフルタイムMFが可能になりました。
EXDGはAF/MFの切り替えにはフォーカスリングを手前に引いた上でボディ側の切り替えをする必要がありました。
ボディ側の切り替えを忘れてシャッターを反押ししたり、レンズ側を切り替えたままレンズをボディに取り付けたりするとボディのAFモーターが勢いよく空転し、購入当初は戸惑ったものでした。
この使いづらいAF/MF切替機構のおかげでEXDGをMFで使用したことはあまりまりませんでした。
今回の撮影でもAFのあいにくい近距離撮影が主だったこともあって、結構多くの場面でMF操作を行っています。

また、OS機構の搭載によってファインダーが安定し、より構図の安定性も増してきます。
SonyのDSLRにはボディ内の手ぶれ補正が搭載されていて、これまでもその恩恵を受けてきたわけですが、レンズ内のメリットはファインダーが安定することでAFや構図にもメリットがあることです。
反面、デメリットとして、構図の微調整レベルのパンが補正されてしまいがちなことで、ちょっと注意が必要です。
あと、早速やってしまった失敗がレンズ内とボディ内の手ぶれ補正同時作動。
このレンズのときだけボディ内OFFでほかのレンズをつける時にはONにする、というのが多分最も正しい選択なのですが、これまで常にONにし続けてきてOFFにすることなど全く考えなかったので、つい忘れてしまいます。

さらに、これが実は今回の撮影をほとんどDGOSで行った理由になるのですが、EXDGに比べてDGOSは最短撮影距離が短縮されW端付近では50cmの接写ができ、最も倍率の高くなるのは200mm位置で何と1:3.1(0.32倍)にもなるので、ある程度ならマクロのまねごとも可能です。
実際、今回だいぶ良く接写に使いました。
これだけの大きさのレンズでレンズ前30cmまで撮影している図というのは、さぞかし奇異に映ったことでしょう。
高倍率のズームとしても、超望遠ズームとしてもここまでの接写ができるのは異例で、実に使い勝手がよかったです。

最後に、それ自体は良し悪しではないのですが、DGOSはミノルタ・ソニーのレンズとズームの回転方向は逆になっています。フォーカスは同方向なんですけど。
では、これまで使ってきたEXDGはどうかというと、これは純正と全く同じ。
つまり、同じメーカーのくせに回転方向が逆のレンズが存在しているのです。
今回、それほど違和感なく使ううことができましたが、それもほかのレンズと併用することがなかったからというのは大きく、今後の不安が消えたわけではありません。

総括すれば、DGOSは全般的にEXDGを上回る魅力を持つレンズです。
EXDGに比べて太く、やや不格好な部分も否めませんが、大変良いレンズです。

ただ、まだメインの飛行機撮りでは使ってませんので、百里の基地祭前に一度、調布辺りで感覚をつかんでおきたいと思います。
私は、新機材導入直後は一時的に(半年ぐらい?)扱い切れず成功率を下げてしまう悪癖があるので。
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